top of page
  • 執筆者の写真YFT,

スチル・ムービーの可能性

更新日:2023年5月14日

写真を撮る仕事をしていて、ずいぶん昔から感じていたことですが、 「画」を収める仕事の細分化はいよいよ曖昧になっていると感じます。 それを実感することが増えたのが「ムービー」の案件を 頂くようになってからです。機材が進化しそれまで写真で培った技術を きっとムービーにも重ねられる、と確信したのです。 このムービーは動画を試行錯誤しながら始めた半年後、今から3年前に 奥和田健建築設計事務所の奥和田さんより、初めて動画撮影をご依頼頂いたもの。

建築・インテリア、空間の為のムービーを撮りたいと数年前に思い始めたのですが、 その頃から一貫して変わらない自身のコンセプトは「うごく写真」ということです。 陽の光・影・建具の動き・空間の動線・風に揺れる素材のボリューム感などなど、 動画ならではの強みを竣工写真とミックスして見せることにより、 魅力を更に伝えられる、と考えたのです。 しかし、そこには頑なに動かない写真の魅力も加味されなければならないとも思います。 語弊はあるかもしれませんが原作小説と映画の関係に似てるような気がします。 今現在も試行錯誤は続いています。 技術を立てれば視線が立たず、その両方をどんと来いの懐で 受け止める私自身の確信がまだまだ必要です。 この当時はドローンを使用せず(飛行申請が難しかった…)、6mに伸びる ロッドの先端に小型カメラを装着し撮影しました。腕筋があって良かった。 現在は全国で飛行可能です。

bottom of page